お手許金四千円

11月26日、今日の京都市左京区は晴れのち曇り。

狐坂を越えた宝ヶ池から岩倉あたりのモミジが、数日前と比べると、
急に鮮やかな抜けるような紅色に染まっていました。

わざわざどこかに行かなくても、このような自然に出会えるのは嬉しいことです。

『京都は、田舎なのか都会なのか・・・』

という議論に、誰かが、
『都会というより「都(みやこ)」でしょ♪』
と言った答えが一番腑に落ちます。

「みやこ」といえば京都御所

一歩御苑(京都御所の外側の公園部分)内に足を踏み入れると、
緑と空間が多い印象を受けますが、
この姿、明治維新前には見られなかったのですよ。

御所(築地塀内の旧皇居)の周囲には、皇族や公家の邸宅が密集していたのですが、
明治維新後に遷都されたときに、
多くの公家は、天皇と共に東京に移住したため、
これらの建物の多くは廃墟となってしまったのです。

この光景に胸を痛めた明治天皇は、
京都府に対して、自らも12年間、
天皇自身のお手許金四千円(現在の金額に換算して一億六千万円以上)を下賜し、
御所の保全を命じました。

それで、京都府は土地を買収して、
建物を撤去し、周囲に土塁を設けて植樹などを行い、門を設置し、
御所に付随するこの地を、苑地という意味の『御苑』と名付けました。

そんなこんなで、京都市民が大好きな、
緑多き『京都御苑』が誕生したのです〜♪

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